東九州自動車道・佐伯開通に寄せて(2)

【あばかん】2008年7月19日に掲載

とうとう待望久しい東九州自動車道が開通しました。これで、消防や救急の迅速化による安全・安心の向上のみならず、企業誘致の実現、観光振興による交流人口の増大など、地域活性化への期待も寄せられていますが、本当に佐伯は、高速道の開通によって活気づくのでしょうか?

【衛藤氏】高速道路の開通が地域社会に様々なチャンスをもたらす事は間違いありません。
全国に張り巡らされる高速道路網に接続される事で、例えば鮮度を落とさずに生産物を輸送できるようになる農水産業には新たなビジネスチャンスが生まれ、また「時は金なり」の格言通り、あらゆる面でスピードを重んじる現代企業の誘致も夢ではなくなりました。
加えて、県都・大分、福岡、大阪、そして東京とダイレクトに結ばれる事で、観光振興も今まで以上の効果を上げられるだろうと言えます。

しかし、市民皆様に忘れて頂きたく無い事が2つあります。1つは「高速道開通はスタートライン」という事です。全国的に見れば、佐伯の高速道開通は決して早い方ではなく、既に多くの地方都市が高速道の恩恵を受けています。厳しい見方をすれば、佐伯はこれでやっと、他の都市と同レベルに達した、スタートラインに立てた、という事でもあります。
無論、予算面などで政治の手助けは継続して行われるよう、私も国政レベルで尽力して参りますが、地域活性化という名のゴールテープを切るまで走り続けるランナーは、やはり佐伯に住む市民皆様方なのだという事を忘れて頂きたく無いと考えます。

そして、もう1つは「佐伯以南の開通はこれから」という事です。高速道路はネットワーク化してこそ、その真価を発揮します。佐伯まで高速道が来たという事は、裏を返せば、佐伯が終点という事でもあります。東九州自動車道とは、最終的には福岡から鹿児島まで、東九州地域を貫く大動脈になる道路ですが、未だ全線開通には至っていないのが、現状です。故に、佐伯の開通をただ喜ぶだけではなく、蒲江、そして宮崎県へと伸ばしていかねば、高速道の効果を半減したままです。私も佐伯選出の代議士として、引き続き建設促進を働きかけ、予算確保に全力を尽くしますが、どうか市民皆様も、これで終わりではないのだという事を忘れずにいて頂きたいと思います。