東九州自動車道・佐伯開通に寄せて(1)

【あばかん】2008年6月19日に掲載

いよいよ東九州自動車道が6月28日午後3時に開通しますが、長年、建設促進を働きかけてきた衛藤代議士にとっても、感慨深いものがあるのではないですか。

【衛藤氏】高速道路網の整備は、国の国土開発の一環として、計画に則り着実に進められるものですが、それでも佐伯での高速道整備の歴史を振り返ると、確かに感慨深いものがあります。

もともと、九州管内の高速道路構想は、九州の中央部を縦貫する高速道を一本、整備するというものでしたが、これでは地域にとって利便性に欠けると、東九州 ・ 西九州に一本ずつ、建設するとの方向にシフトしました。しかしその時点でも、東九州道は大分~三重~延岡ルートでの建設が予定されており、当時の大分県知事室には、三重ルートでの建設予定図がかかっていたのを思い出します。
これでは佐伯は高速道路網から疎外され、依然として「陸の孤島」のままだと、私も地元選出の国会議員として、諸官庁・党本部と折衝し、今から20年以上も前、昭和63年に故渡辺美智雄自民党政調会長を佐伯文化会館にお招きし、 「佐伯に高速道路を!」という地元の熱気を伝えた結果、渡辺政調会長から 「東九州道は佐伯ルートに変更する」と確約を得て、今の大分~佐伯~延岡ルートが確立されました。

しかしその後、道路公団改革など国政の動向により、東九州自動車道の建設は遅々として進まず、一部では 「もう建設されないのではないか」 「佐伯まで来ても蒲江までは行かないのではないか」 等の懸念も地元から寄せられ、私も国土交通省などに働きかけを行いましたが、その中で 「佐伯開通は平成20年秋の国体開催後になる」との動きを掴み、これでは折角の高速道が活かせないと、地元選出の県議らとともに、西日本高速道路の石田孝会長を佐伯にお呼びして建設促進大会を開催。 その席上、石田会長より「6月中旬~下旬までに開通させる」 との発言を頂き、やっと、6月28日開通と正式決定しました。

渡辺会長の来佐から考えても、20年以上の月日が経過してしまいましたが、今やっと、旧佐伯南郡9市町村の歴代市町村長、各議会議員、商工会議所 ・ 商工会 ・自治会など各団体、そして何より住民皆様の「熱意の結晶」を目の当たりに出来る、その時を迎えました。
この喜びを胸に開通式典に臨む所存です。