「ミスターヌードル」

私も学生時代から数えると東京での1人暮らしは半世紀にならんとしていますが、1人であるがゆえに食事には気を遣います。

1人暮らしですからどうしても簡単なものすぐ食べられるものへと目が移りがちです。
そんな中で手軽ですぐ食べることが出来るのは、「カップめん」ですが、私もインスタントラーメンの発明者として知られている日清食品の創業者で今は亡き安藤百福(あんどうももふく)先生にご交誼を頂いた1人です。

安藤先生は明治43年(1910)に生まれ、明治から平成という1世紀に及ぼうとする激動の時代を生き、時代の流れを読み、額に汗しながら努力を傾注され即席めんを「世界の国民食」に成長させました。


藤先生は戦前から事業を営み成功を収めましたが、戦後事業に失敗して自宅だけが残り無一文となった同氏は、自宅の庭に立てた小屋でインスタントラーメンの
研究に没頭して昭和33年(1958)「チキンラーメン」を発明。おいしく食べられる簡便な食品は、瞬く間に人気商品となり、これが日清食品発展の礎とな
り昭和46年(1971)には「カップヌードル」、昭和49年(1974)には「焼きそばUFO」、昭和51年(1976)には、きつねうどん「どん兵
衛」を次々に発売しました。いづれの商品も消費者の心をつかみヒットを飛ばし社業は拡大し日本のみならず世界の食文化に大きな変化をもたらせました。

安藤先生の「麺」のこだわりには敬服いたしますし、世界中(42カ国・地域)で年間1、000億食に迫るインスタントラーメンの消費量には驚きですが、これを1人で開発した安藤先生。「ミスターヌードル」の称号は永遠に世界の愛食者の脳裏に刻まれています。
国別の消費量を散見してください。

〈国別インスタントラーメンの消費量(2007年 単位:億食 WINA調べ)〉

順位 国・地域 消費量:億食
1 中華人民共和国・香港 501.1
2 インドネシア 159.9
3 ※日本 54.6
4 アメリカ合衆国 42.4
5 ベトナム 39.1
6 大韓民国 32.2
7 フィリピン 24.8
8 タイ 22.2
9 ロシア 19.0
10 ブラジル 14.3
11 インド 12
12 マレーシア 11.8
13 ナイジェリア 10.8
14 メキシコ 9.0
15 台湾 8.5

※?また、わが国では平成20年(2008)(社)日本即席食品工業協会調べ1年間に
年間52,5億食  袋めん18億6,184万食 カップめん32億555万食 生タイプ1億7,733万食
1人当たり41食。週に1度は食べている計算です。ラーメン屋さんで食べている数は除かれていますから国民がいかに麺好きかもわかります。
即席めんの種類も豊富で1,081の銘柄が上記の協会に登録。その数の多さにも驚かせられます。地域限定銘柄もあり食通の心を動かしますね。

(社)日本即席食品工業協会「即席麺家頁」