19日 ボスニア・ヘルツェゴビナ外務大臣の衆議院正副議長訪問

19日(月)、政府の招待で初来日したスヴェン・アルカライ ボスニア・ヘルツェゴビナ外務大臣は衆議院を訪問し、横路・衛藤正副議長と会談を行いました。


ボスニアは、旧ユーゴ連邦を構成した共和国に一つで、約430万人の人口を抱え民族構成比はムスリム系44%、セルビア系33%、クロアチア系17%だった。旧ユーゴ連邦に崩壊が進む中で、1992年4月、BHの独立を巡り民族間紛争に発展し、3年半にわたり各民族がBH 全土で覇権を争い戦闘を繰り広げ、死者20万人、難民・避難民200万人と言われる戦後欧州で最悪の戦争となりました。
‘95年12月にデイトン和平合意が成立し戦闘は終結し、ボスニアはムスリム系及びクロアチア系住民が中心の「BH連邦」及びセルビア系住民が中心の「スルプスカ共和国」という2つの主体から構成される1つの国家になりました。
その後民生面を上級代表事務所(OHR)、軍事面をNATO中心の多国籍部隊(SFOR)で担当し軍事・治安面での成果を上げ04年12月にSFORの任務が解かれ、その後はEU部隊であるEUFOR(EU Force in Bosnia and Herzegovina)約2,200名がBHの治安を維持する目的で任務を遂行中です。
横路議長より、ボスニア・ヘルツェゴビナの国連安保理非常任理事国への当選への祝意が述べられ、今後国連安保理において核廃絶を始め地球温暖化等のグローバルな諸問題の解決のため我が国とBHの緊密な協力を求め、これに対してアルカライ外相は賛意を表し、二国間関係の一層の進展にも期待を表明しました。
アルカライ外相は、来年議会選挙が行われる。是非ともEU及びNATOへの加盟を果たしたいとし、2011年にはNATO加盟、2014年にはEU加盟を目指すことを表明し、この目標に向って国際社会の支援をいただきたいとして「日」の協力を求めました。
さらに同外相は、「日」の「BH」への二国間経済援助にも触れ、これまでの「日」の無償協力援助、有償協力援助、技術協力は最も優れた高いレベルの援助であるとし謝意が述べられました。
このような支援に助けられ「BH」は昨年、経済危機に直面するも6,5%の経済成長を達成したが、負の遺産も抱えており輸出の減少や失業率の増大、金融支援等も受けたため、政府支出を最小限に抑えて同国の復興への努力をしている姿を披瀝しました。
最後に「日」「ボ」双方は、両国民間の相互理解を促進するため国会間の交流の重要性を確認し、実りある会談を終えました。
スヴェン・アルカライ ボスニア・ヘルツェゴビナ外務大臣を衆議院にお迎えした衛藤副議長
横路議長との息もピッタリと合い衛藤副議長は、スヴェン・アルカライ同外相と実りある会談を行いました