イラン・イスラム共和国 アラグチ駐日大使閣下が衛藤副議長を表敬訪問

アラグチ大使は、表敬訪問にあたり先の衆院選で衛藤副議長が当選され今般副議長に就任されたことへの祝意を表明しました。

衛藤副議長も来訪に謝意を述べ、日本とイランの外交関係は緊密であり良好の積み重ねられていること。「イ」は歴史と伝統に培われた大国であるとの認識を示し、良好な「日」「イ」関係を築かれたアラグチ大使の努力に敬意を表しました。

副議長は、良好な2国間関係の中で、「イ」の核問題についてのみ懸念を示し根底からの払拭をアラグチ大使閣下に望みました。


使は、2国間関係は絶えず良好であり両国国民の交流の歴史は1,000年に及ぶこと。シルクロードは交流の証しであり、その検証は、奈良国立博物館特に正
倉院展(10/24〜11/12)で見る事ができようとし、わが国は豊かな文化と伝統を誇る国、平和を求める国として認知され「イ」から近隣に戦争を仕掛
けたことはないし、戦争を始めたこともここ200年の歴史を見ても無いと述べ、皆さんが記憶に新しいイラン・イラク戦争もサダム・フセイン政権が「イ」に
侵攻をしてきたものだとしました。

さらに「イ」は、日本に原油の15%を供給しており、「日」から
テクノロジー・先端技術の享受を得ている。その高い技術の中に原子力開発技術があるとし、核技術の開発は、「日」をモデルにしており、原発技術で高い技術
能力を持ちNPT(核兵器不拡散条約)にも協力しているとしました。  

今から51年前
(1958)に米国の協力のもと核開発がテヘランで開始されたが、イラン革命を経て「米」より拒否され、独の協力も得られずこの際10億ドルが失われたこ
と。その後ロシアに開発を求め、革命後30年になるが「ロ」はこれを達成しておらず、「ロ」は「米」の関係を楯に弄んだとしました。そこで「イ」は自力開
発を決断したものであると発言。

原子力燃料の再処理、生産技術を核としてNPTを守っており、IAEA(国際原子力機関)にも申告しているとし全ての施設がIAEAの管理下にあるが、一方全ての施設がイスラエルの脅威にされされているとその危惧の念も表明しました。

また、イランの最高指導者ハメネイ師も核開発、核製造は、教義に反すると主張しており我々は平和目的・平和利用に徹し開発製造はしないとしました。

去る10月1日に米・独・仏との協議もスタートしており「米」「イ」も満足しており信頼醸成に協力したいとし、NPTで「イ」の権利が守られれば更なる協力したいと発言。

本年5月に中曽根外相が「イ」を訪問しており、来月11月にはモッタキ外相が再訪日することとなっており両国関係の深まりを見せる事となろうと「日」「イ」の友好に期待をにじませました。 


が国のアフガニスタン復興への謝意も述べられ、「イ」に難民が200万人おり仕事を求めていること、「イ」国内で毎年2万人が高等教育を受け医師やエンジ
ニアになっているが、「ア」に帰還しても仕事がないため「イ」国内で生活しているとし「ア」に対する「イ」が隣国として大変な人的・経済的負担を強いられ
ていることへの状況が述べられました。

中でも「日」が「ア」の社会復興に向け、麻薬撲滅や警察官の
人材育成、医療分野等への設備投資に積極的に協力していることに謝意が述べられ、アラグチ大使は、雇用や生活の最低基準をクリアしなければ「ア」安定はも
たらされないことや仕事が無いとテログループに向うこと、麻薬密輸グループと手を結ぶこと等の悪循環のサイクルをたたなければならないしました。

この点で、テロとの戦いは軍事だけでないことを強調し「米」の施策が成功しないのは、ここにあると分析し「日」はこの点も熟知していただき経済的な支援に力点を置き賢明な施策を遂行していることに謝意が述べられました。

衛藤副議長も「イ」の平和外交に理解を示し「ア」の実情を憂い努力している姿に理解を寄せました。

イラン・イスラム共和国 アラグチ駐日大使閣下と固い握手を交わす衛藤副議長