第50回海外日系人大会が開かれ、衛藤副議長が衆院を代表して挨拶

14日午後、第50回海外日系人大会が憲政記念館で開かれ衛藤副議長が衆院を代表して挨拶を行いました。

同大会は、昭和31年(1956)に我が国の国連加盟が実現したのを機に海外で暮らす日系人の労をねぎらう目的で翌年(昭和32)に第1回大会が開かれました。

昭和37年(1962)の第3回大会から毎年開催され本年は記念すべき50回大会となりました。


藤副議長は、海外日系人が日本で一同に会する本大会は、日系人の皆様がアイデンティテ
ィーを確認する貴重な機会であると同時に、日本に暮らす私たちにとりましても、祖国への思いをあらためて深くし、世界で暮す同胞への親愛を、肌で感じる好
機であり、今後ともこの大会が発展を続け、現在260万人に上ると言われる日系人の幸福と、誇り高き日本の将来に資することを願って止まないと挨拶しまし
た。

さらに夕刻より天皇・皇后両陛下をお迎えしての歓迎交流会が開かれ世界各国から参加された200人を超える日系人の皆さん方と両陛下は40分間身近に接し懇談の機会をもたれました。

両陛下のご出席は第40回大会以来、10年ぶりのご出席であり参加者一同のひときわ大きな拍手と歓声と感動を呼びました。

衛藤衆議院副議長の挨拶内容は以下の通りです。

記念すべき第50回海外日系人大会の開催を心よりお祝い申し上げます。
ご参集の皆様がそれぞれの国において、立派にご活躍されご在住の国と日本との友好親善に多大のご貢献をされておりますことに深く敬意を表します。

この大会が歩んで来た半世紀と、さかのぼる第二次世界大戦の歴史を振り返り、感無量の思いを致しております。日本は先の大戦のさ中、在外の日系人の皆様の窮状に胸を痛め、苦しい中にも精一杯の手を差し伸べました。
在外の日系人からは、祖国日本が敗戦により厳しい環境を強いられた戦後、食糧や衣料品などの暖かい救援物資が送られ、在外の同胞のご支援は復興の大きな力となりました。

この大会は日系人の皆様のご労苦を思うと同時に、日系人が祖国に対して同胞愛を注いで頂いたことに、謝意を表することから始まり、確かな足取りで50回を重ねて参りました。

時を経て、今、あらゆる情報が瞬時世界を駆け巡り、誰もが世界中のニュースを共有する時勢となり、設立当時からは隔世の感がある国際社会となりました。


かし、デジタルな情報が飛び交うにつけ、地に足のつかない国際化ではないかという懸念も募ります。真の国際理解を深め、あるいは海外からの適切な対日理解
を得るにはまだまだ、大きな道のりがあります。日本人のスピリッツを持ち、広い世界にもう一つのふるさとを持つ日系人の皆様こそ、 海外の在住国と祖国日
本をつなぐ、揺るぎない架け橋です。

国際理解、国際交流、国際親善の為に一層のご活躍をご期待申し上げております。
海外日系人が日本で一同に会するこの大会は、日系人の皆様がアイデンティティーを確認する貴重な機会であると同時に、日本に暮らす私たちにとりましても、
祖国への思いをあらためて深くし、世界で暮す同胞への親愛を、肌で感じる好機であります。今後ともこの大会が発展を続け、現在260万人に上ると言われる
日系人の幸福と、誇り高き日本の将来に資することを願って止みません。
日本は今、秋色深まり情緒溢れる季節となりました。皆様には祖国の空気を十分に堪能され、思い出深い訪日となりますようご祈念申し上げます。

第50回海外日系人大会で挨拶する衛藤衆院副議長
左:(財)海外日系人協会会長 麻生 渡 福岡県知事

ブラジル国 イイボシ下院議員と(日系3世 祖父は熊本県出身)も昨年1月以来の再会を果たし旧交を温めあいました。