海事振興連盟「大船渡タウンミーテイング」を開催

 東日本大震災から1年5か月を迎えんとする中で、昨年7月18日の「仙台タウンミーティング」に引き続き7月28日「大船渡タウンミーティング」を開催しました。
 岩手県大船渡市や陸前高田市は、東日本大震災で甚大な被害を受けており私たちは「海からの日本復興を誓い」国会議員、地方自治体、海事関係団体、水産系教育機関、関係省庁の出席を頂き13関係機関・者から現状及び要望・意見の開陳を得たものです。
 冒頭、この度の震災でお亡くなりになられたり被災された皆様に哀悼の意を込めお見舞いを申し上げました。
 大船渡市は、人口4万1,089人。世帯数14,970世帯。大震災で死者341人、行方不明者81名を数え全世帯の37%に当たる5,513世帯が被災しました。現在も応急仮設住宅は37か所を数え1,801戸で皆様が避難を余儀なくされています。
 タウンミーティングには、地元から黄川田 徹先生、藤原 良信先生にご臨席を頂きましたし達増岩手県知事が出席し海運・港湾・造船・港運・倉庫・水産関係団体が一堂に会しての意見開陳であるとともにこの貴重な機会を復興に生かしたいと挨拶を行い要請にその思いを込めました。
 私たちも安全・安心な暮らしや港湾利用を確保し、地元産業の復旧の為に不可欠な久慈港、釜石港及び大船渡港湾の湾口防波堤並びに宮古港の防波堤の速やかな復旧や照明施設、給水設備を始めとする港湾施設の早期復旧に全力で取り組みハード面の復旧や漁業の復興を始めととする東北地方の住民の生活の真の復興につながる様に取り組みを進めます。
 更には、三陸地方の水産業の復興は地域経済の復興に直結するものであり、水産業の本格的な復興に全力で取り組みを進めると共に漁業を支えるインフラとしての造船業は不可欠な存在です。造船業の再建と船舶の建造・修理の効率化を図るために被災造船所の集約・共同化を支援し海のまちの産業発展と雇用の確保に寄与して行くものです。 
 昨今の超円高水準の定着は、本来であれば大震災からの復興の原動力となるべき海事産業の国際競争力と体力を大きく低下させています。この国際競争力の確保と円高水準の是正と輸出船の金融対策に取り組み、震災からの復旧の加速や内航船の代替建造の促進を通じ内需拡大を講じる施策を実行に移すものです。
 これらの内容を網羅した海事振興連盟「岩手タウンミーティング大船渡決議」を採択しました。
 その後、大船渡港湾地区と陸前高田の被災地区を視察した我々は、復旧の進展を感じられる大船渡港湾に比較し陸前高田市の旧市街地一帯は被災時の傷跡を残したままであり、その復旧状況には歴然たる差が生じており、同市の幹部職員より説明や要望を受け復興支援の予算適用期間を単年度ではなく5年単位の長期スパンで検討して欲しいと要望が寄せら復旧が進まない現状に苦悩する姿が痛ましく感じられ我々の心を打ちました。
 使い勝手の良い支援制度を求めている両自治体の要請に応えていかなければなりませんし相当息の長い対応が必要な状況であることを痛感したものです。海事振興連盟として今後とも海からの日本復興を誓い!あらゆる努力を傾注する!との思いを強くさせられたタウンミーティングでした。

大船渡タウンミーテイングを主催した海事振興連盟 衛藤征士郎会長 左から、達増 拓也岩手県知事、藤原 良信参院議員、高木 義明衆院議員、黄川田 徹衆院議員

大船渡港湾地区で被災状況に耳を傾ける衛藤征士郎海事振興連盟会長一行

津波で破壊された大船渡商工会議所ビル

津波で破壊された陸前高田市役所前で被災状況について説明を受ける衛藤征士郎海事振興連盟会長一行

陸前高田市役所周辺に積み上げられている瓦礫

You Tubeにて動画でご覧いただけます

大船渡タウンミーティングで挨拶する衛藤征士郎海事振興連盟会長

大船渡港視察

陸前高田市視察