経済のバロメーターと言われる「紙の消費量」の世界では日本は既に中国に抜かれ第三位に

経済の成長を占う物差しとして各種のデーターが取り上げられますが、紙の消費量 もその一つでありましょう。

何気なく日々の生活の中に溶け込んでいる紙!私たちは『紙』について考えることも無くその利便性に慣れ当たり前のように使っています。

地球環境が叫ばれ、先のCOP15(09年12月)でもCO2の削減をテーマに各国の議論が戦わされました。


後私たちは、荒廃の中から立ち上がり神武・岩戸景気を経て、昭和45年には1,297万トンの紙を生産する世界第二位の国となりました。しかし、その後昭
和50年にオイルショックをわが国を襲いトイレットペーパーがなくなるとの噂が立ち、主婦たちが買 いだめに走る事態が生じ日本国内が騒然となりました。

これらの事態を契機にリサイクルに対する国民の理解が進むとともに新聞紙等はリサイクル率が85%を越えるとともに、紙の大切さを実感しました。

『紙』は、「印刷術」「火薬」「羅針盤」とともに世界4大発明の一つであり、中国で発明されたと言われており、この発明により記述が行われ歴史が後世に書物に著され伝承されるようになりました。

中国の紙の消費量が日本を抜いたとは言え、これを国民1人当たりに置き直すとわが国は246kgであり大変な量を使用しており、トップはルクセンブルクの1人当たり504kgと日本に倍の使用量です。

ここで中国はと見てみると55kgと世界平均59kgをも下回っています。

このようにわが国の紙の消費量は世界平均の約4倍に及びます。

古紙の回収率も2008年には、75,1%となり古紙利用率は61,9%にも及びます。これは、世界でもトップクラスです。

資源を大切にしリサイクル社会の実現を目指して私たちは努力を傾注していかなければ成りません。

ゴミの分別回収等身の回りで出来ることから実践することによりリサイクル社会は成熟して行きます。

国別の紙の消費量・国別の紙消費量(/人)(いづれも2007年データ)

1位 米 国 8,400万トン ルクセンブルク 504kg
2位 中 国 7,300万トン ベルギー 370kg
3位 日 本 3,100万トン フィンランド 369kg
4位 ドイツ 2,100万トン リヒテンシュタイン 290kg
5位 英 国 1,200万トン 米 国 288kg
6位 イタリア 1,200万トン弱 オーストリア 268kg
7位 フランス 1,100万トン ドイツ 256kg
8位 韓 国 900万トン スウェーデン 256kg
9位 インド 900万トン弱 日 本 246kg
10位 ブラジル 800万トン デンマーク 229kg
      世界平均 59kg(/人)

紙の消費量は、2001年中国に抜かれ世界第3位に
出展:紙の博物館

紙の博物館
日本製紙連合会