アリー・ラリジャニ イラン・イスラム共和国国会議長一行が衆院正副議長を表敬訪問(2/26)

ラリジャニイラン・イスラム共和国国会議長は、イラン人の日本の戦後復興に対する関心は強く、対日感情は概して良好であることを述べ、イランのTV放送では「おしん」「一休さん」「キャプテン翼」等わが国のテレビドラマやアニメが放映されており、日本に親近感を抱く国民が多いとし日本語を勉強する学生もたくさんいる事を説明。


テヘラン大学外国語学部日本語学科は、日本語教育を行う唯一の学科であり、1994年設立以来、現在110名の学生が在籍し5名の日本人講師がいるとしました。在イラン日本大使館が毎年主催する日本語弁論大会では、同学科に所属する数多くの学生が入賞や優勝を果たしていることが紹介され、本年10月からは同大学に日本文学科の新設や日本地域研究コースの開設がなされることが発せられました。

わが国も文部科学省の奨学金制度の適用を受けた16名のイラン人留学生を日本の大学院(修士・博士)課程で学んでもらいイ・日両国間の相互理解を促進するためにイラン人留学生に期待される役割は大きいものがあります。

アフマディネジャード政権は、近隣諸国やイスラム諸国、NAM(非同盟運動)諸国等との関係拡大を優先政策として掲げる一方、西側には強硬路線をとっています。

核問題では原子力の平和利用の権利を主張し、濃縮活動を継続・拡大していますが、これに対して国連は、08年9月、「イ」の核問題に関する5つ目の安保理決議1835が採択されました。(制裁措置を含むものは3つ)このように国際社会は、イランに対する「圧力」を強化しつつ、同時に「対話」も継続する姿勢も(デュアル・トラック・アプローチ)示しました。しかし、「イ」はこれに反発し上記の対応に出ています。他方、「イ」もIAEAとは一定の協力は継続しています。

08年6月、EU3+3は包括的提案改訂版を提示(同5月、「イ」側も提案を提示して、更に09年9月改訂版を提示)し、オバマ米政権も、EU3+3のイランとの協議に完全参加の旨を表明し、10月1日にはEU3+3と「イ」との協議が1年以上ぶりに実施。同協議では、「基本合意」とされたイラン製濃縮ウランの国外移送を巡り意見が対立しています。

会談の中で衛藤副議長は、ラリジャニイラン議長から「核兵器は決して持たない」との言質を取りました。

衛藤副議長もただ今のラリジャニ議長の発言は、極めて重いものであり私並びに出席しているわが国の議員各位はこの言葉の重さを決して忘れない。としイランが国連の累次の安保理決議に従い、全ての濃縮関連・再処理活動及び重水関連計画を停止することにより交渉が再開され、問題が平和的・外交的に解決されることに強い期待を込めました。

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ラリジャニイラン議長をお迎えする衛藤衆院副議長

pic04.jpgラリジャニイラン議長との会談に臨む衛藤副議長

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