4月27日「海賊対処活動に対する感謝の集い」が開催され、衛藤海事振興連盟会長が挨拶(5/2)

海賊事件の凶悪化・頻発化が進むソマリア沖・アデン湾における通行船舶護衛に海上自衛隊艦艇が派遣され護衛活動が始まって1年が経ちました。


当時麻生政権は、衛藤海事振興連盟会長の要請を真摯に受け止め昨年3月13日海上自衛隊に海上警備行動を発令すると共に海事護衛艦隊2隻を派遣し3月30日から本年4月26日まで130回(海賊対処法に基づき89回)護衛を実施しました。

加えて「海賊対処法」の制定にも奔走いただき6月19日に成立を見たことは記憶に新しいところです。(7月24日施行)7月28日からは同法で護衛を実施できることとなり、外国船舶を含めた形で護衛を開始し、新法下では1回当たり平均8隻を護衛しています。

この1年間で護衛実績は、828隻(海賊対処法に基づき707隻)を数え昨年6月11日からはジブチ空港を拠点にしてP-3C哨戒機2機が哨戒活動を開始しており海と空からの警戒態勢が確立しました。

しかし、本年だけでも26日現在で65件の海賊事案が発生しており乗っ取られた船舶は、17隻にも及んでいます。今月は日本船籍の船舶が2度銃撃を受ける事案が発生しており、引き続き予断を許さない厳しい状況にあるのがソマリア沖の現状です。

衛藤会長は、海上自衛隊、海上保安、諸官庁並びに海賊対処活動に今この時も過酷な条件の中で勤務に従事する隊員諸兄に対して感謝の意を込めました。

わが国も2007年以降、ソマリアにおける治安改善のため2,800万ドル(国境管理強化、警察支援、AMISOM支援等)、人道状況改善や公共インフラ改修等のために9,640万ドル(食料、水、衛生、教育、インフラ整備等)の支援を実施しています。合計1億2,440万ドル。

昨年6月、日・韓・IMOの共催による「海賊対策ハイレベル会合」をソウルで開催。

また7月のG8会合で首脳会合政治宣言を発出。(於:ラクイア)6月には、外相会合議長声明を発出。(トリエステ)?海賊問題の解決のためにソマリア、周辺地域の法の支配強化と貧困対策支援を宣言。

ソマリア沖の海賊行為は、スエズ運河を通行する船舶に重大な影響をもたらすことから世界30カ国が「海賊対処活動」を支援しています。

100502.jpg「海賊対処活動に対する感謝の集い」で関係者の謝意の言葉を述べる衛藤海事振興連盟会長

海賊事案発生状況(PDF)
最近の主な海賊事案(PDF)
ソマリア沖・アデン湾における各国・機関の海賊対策概況(PDF)

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国際海事機関(IMO)
防衛省・自衛隊