5月18日 ノロドム・シハモニ カンボジア王国国王をお迎えしました(5/19)

シハモニ国王は、小島外務省儀典長のご案内で衆議院正面玄関に到着。私がシハモニ国王をお出迎えしました。(YouTube動画をご覧下さい)


シハモニ国王は、旧チェコスロバキアに留学されプラハ高等音楽院にてクラシックバレエ・ 音楽・演劇を修学され、同院のクラシックバレエ部門の大賞も受賞するなど舞踊芸術家として知られています。

温厚な人柄とお聞きしておりましたので国王とお話をすると穏やかな落ち着いた語り口調で一言一言を明瞭に丁寧に発言されるその姿が大変印象的でした。

国王は、シアヌーク前国王が訪日から帰国した日に誕生したことから幼児期の愛称は「トキオ(東京)」であり、大変な親日家として知られ2006年プミポン・タイ国王在位60周年記念式典の際に、バンコクで両陛下にお会いする機会があり、その時の思い出を今でも大切にされているとお聞きしそのお人柄がこの言葉からも感じられます。

さらに本年は、日本カンボジア友好条約調印から55周年の記念すべき年であり、父君であるシハヌーク殿下(当時首相兼外相)が私の郷土の偉大な政治家※重光 葵外相(当時)との間で、署名調印が行なわれ事が思い出されました。

同条約は、カンボジアが独立後、またわが国が敗戦というなかで、それぞれ外国と初めて締結した友好条約でもあり両国とっても私においても人一倍思い入れの強い条約です。

訪日に先立つ1954年、シハヌーク殿下(当時首相兼外相)は、わが国に対して第二次世界大戦中にカンボジアが被った日本軍による戦争被害の「対日賠償請求権」を放棄する旨を通知してくれました。

この殿下のご厚情にお応えし翌55年に国賓として来日され、同友好条約を締結した際に衆議院は『カンボジアの対日賠償請求放棄に対する感謝決議』を採択しています。

このように両国は善隣友好関係を永きに亘り維持発展させてきましたが、この間20年に亘るカンボジア内戦には心を痛め80年代末より同国の和平、復興、内政安定、 国つくりに積極的に協力してきました。

内戦終結前の90年6月には「カンボジアに関する東京会議」を主催し91年「パリ和平協定」締結につなげていき、カンボジア和平実現の流れを醸成しました。

さらにわが国は、カンボジア和平に貢献するため平和協力活動法(PKO)を成立させ海外に初めてPKO部隊を派遣し地雷除去やインフラ整備、国内治安維持に汗を流しました。

そのカンボジアが今やPKO派遣国としてスーダンやチャド、中央アフリカにPKO部隊を派遣していると聞き隔世の感を持つと共に同国の国際貢献に対する努力を大変頼もしく嬉しく思いました。

シハモニ国王は、わが国の多大な支援に感謝の意を表明すると共にシハヌーク前国王(父)が大変お世話成ったことに触れ農業による恵に感謝をし芸術・文化・伝統を尊び今後とも国づくりに邁進したいと思いの丈を語られました。

100520_01.jpg

ノロドム・シハモニ カンボジア王国国王をお迎えしました

100520_02.jpg

シハモニ国王を囲む 左:衛藤衆院副議長 右:横路衆院議長

100520_03.jpg

シハモニ国王と共に衛藤・横路の正副議長