ダニエル・イノウエ米国上院議員のご逝去を悼む

 17日、半世紀わたり米上院議員を務め日米の懸け橋となったハワイ州選出のダニエル・イノウエ議員(88歳)呼吸器合併症のため米首都ワシントン近郊の病院で死去。先週から入院し、酸素吸入の処置を受けていたが、同日午後5時すぎ、妻と息子にみとられたと言う。
 同氏は、1924年、福岡県からの移民を両親とする日系2世としてハワイで生まれ1959年に同州選出の下院議員に初当選。1962年に上院に転じ、2010年には9選を果たしました。
 同年から大統領継承3位の上院仮議長の地位に上り詰めまさに日系社会の希望の星でありました。
  2年前の2010年11月24日の来日時にもお目にかかり米国で唯一の日系上院議員として大きな存在感放ち、日米間に横たわる事象の対応にご尽力され、普天間移設問題を始めとする諸課題についても日米両政府の”架け橋”として心を砕いて頂きましたし、私も氏の偉大なる功績に敬意を表しました。
 第二次世界対戦中には、日系2世部隊の一員として欧州戦線で従軍、その人生経験に培われた発言と行動には威厳と感銘を覚えました。議会人としてイノウエ議員とお会いした光栄と共に、日米関係の更なる重層的な関係の維持・発展に努力を傾注しようとの思いを強くした一日でした。
 そして昨年10月に私が訪米した際にも7日夕刻、ワシントンD.Cで開催された「第二回日米カウンシル」(理事長アイリーンヒラノ ダニエルイノウエ上院議員夫人)年次総会に出席し東日本大震災時の暖かい支援に謝意を込め挨拶を行ないました。
 このようにこの2年ダニエル・イノウエ米国上院議員と毎年お会いし親しくご懇談の時をお持ちしておりましたので、上院の最古参で日米関係の発展や日系人の地位向上に貢献しその活動は目覚ましものがあり、オバマ大統領も「米国はきょう、真の英雄を失った」とその死を悼んだように、私たちは日米関係にとってかけがえのない人を失い断腸の思いです。

ダニエル・イノウエ米国上院議員が来日、懇談の時をもつ 平成22年11月24日(衛藤征士郎ブログより) http://www.seishiro.jp/archives/526.html
衛藤衆院副議長が訪米し「日米カウンシル」で挨拶、大震災時の支援に謝意を伝える 平成23年10月12日(衛藤征士郎ブログより) http://seishiro.sakura.ne.jp/weblog/2011/10/1012-1.html

You Tubeにて動画でご覧いただけます

衛藤衆院副議長が訪米「日米カウンシル」で挨拶