「第34回日本・EU議員会議」開幕 リードスピーカーを務める

  本年第34回目を迎える「日本・EU議員会議」が開幕。来日されたヨハネス・コルネリス・ファン・バーレン団長一行は、昨日午前衆参両院議長を表敬訪問。午後には、私も委員を務めかつ平成24年度補正予算案の審議が行われている衆議院予算委員会を視察に訪れました。

 本日から実質討議入りをしました。今朝の同会議「第1セッション」でーわが国の政治情勢についてー私の方からリードスピーカー役を申し出て会議冒頭の発言を行いました。1978年同会議が産声を上げて30余年の歳月を刻んでおり、わが国とEUとをつなぐ重要な位置づけがなされている同会議です。EU会議メンバーは、明日には被災地を訪問し復旧・復興の現状をつぶさに視察することとしております。

 私の発言の内容は以下の通りです。

春の気配を感じる新風の下、今度の東京会議にご参加された、ヨハネス・コルネリス・ファン・バーレン団長並びに全員の議員、そしてご一行の皆様に、心から敬意と歓迎の意を表します。私は前衆議院副議長の衛藤征士郎であります。会議の冒頭に一言、日本の議員団を代表して スピーチを申し上げます。今朝、私達は清々しく美しい朝を迎えました。21世紀は環境の世紀であります。美しい山、美しい川、美しい大地、そして美しい海に抱かれた私達人類は、この地球環境を次の世代に 引き継ぐ義務と責任があります。私達国会議員は、常に世界の平和と安定そして繁栄の構築のために、持てる全ての経験と英知を生かし、常にフロントランナーとして、力強く走り続けなければなりません。

 さて、ここで日本の政治について簡単に言及致します。議院内閣制の下、我が国は内閣と政権与党の緊密な連携が極めて重要で、選挙公約は各政党の運命を左右致します。昨年の12月、政権交代がありました。衆議院は与党が安定多数の議席を占めていますが、 一方参議院は、野党が多数の議席を占めています。こうした「ねじれ国会」の下「日本の政治」を進展させることになります。

 現下の最大の政治課題は景気回復つまり経済の持続的な成長路線と、確かな軌道を構築することであります。財政、税制、金融の各政策を集中的に投入し、確固たる経済成長を作り、実現しなければなりません。二番目は国の財政再建であります。国と地方の借金が1,000兆円を超え、我が国の対GDPの2倍になっており、極めて深刻であります。財政の立て直しのために、次の3つの点に全力を注入して参ります。

 第一は、経済の成長であります。第二は、国と地方の政治改革と行政改革の断行であります。第三は、国と地方の行政サービスに見合う税の負担であります。国政には四つの基軸が求められます。それは「国際軸」、「国家軸」、「地方軸」そして「国民生活軸」であります。私達日本は、常にEUの皆様と強固に連帯、連携して協調しながら世界の平和と安定の為に力強く前進する決意であります。ご清聴有難うございました。

 

衛藤征士郎前衆議院副議長 左:渡辺周衆議院議員(民主) 右:小坂憲次参議院議員(自民)