ベトナム国会事務局 グエン・シ・ズン事務次長御一行表敬(12/16)

 12月7日、2週間の日程でわが国における立法府及び立法府補佐機関について研修中のベトナム国会事務局グエン・シ・ズン事務次長一行15人が私のもとを来訪されました。現在ベトナム国は、社会情勢の変化に伴い、国会の果たす役割にも変化が見られつつあり、国会事務局として立法府補佐機関の立場から、様々な制度改善や体制強化、例えば立法府機能の強化や専任議員の増加・能力向上などに対応することが課題となっており、今般の『ベトナム国会能力向上研修』は、こうした課題の克服を目標にJICAがサポートして同国国会事務局職員を対象に日本において実施するプログラムなのです。

  


 1976年の南北ベトナム統一後、89年には『ドイモイ(刷新)』の成果が上がり始め、95年、96年には9%台の高い経済成長を実現しました。その後97年のアジア経済危機の影響を受け一時経済は停滞しますが、02年から回復し始め05年以降は8%を越える成長率を達成しました。08年は前半の深刻なインフレ及び後半の世界経済の低迷の影響で、08年の成長率は6、2%に低下しますが09年後半より政府の景気刺激策、内需拡大等による経済は回復基調にあり09年度は5、3%を達成。2010年予測値は6、7%が可能としています。

 
 ベトナム国会事務局 グエン・シ・ズン事務次長一行15人の表敬を受けた衛藤副議長

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 このように国際経済への統合を急速に進めるベトナムは、1995年にASEAN加盟98年にAPEC加盟、07年1月11日に95年以来加盟申請したWTOへの正式加盟を果たしました。国際社会における地位向上にも努めており04年10月にASEM首脳会議を09年5月には同外相会合を行なうとともに06年11月18日からAPEC首脳会議も主催しました。08年から9年にかけては国連で初の安保理非常任理事国となるなど国際舞台へと活動は飛躍し本年は、ASEAN/ARFの議長国でもあります。
 
 わが国は、積極的にベトナム国への投資や援助を実施しており07年1月より日越FTA交渉を開始し、08年12月に両国は署名を果たし昨年10月より同協定は発効しています。このような人的・物的支援のサポートを行うことにより両国の絆が更なる深まりを見せており両国関係は新た段階に入っています。グエン・シ・ズン事務次長の発言からの国づくりの一翼を担うとの気概を感じ取ることが出来ました。この国のかたちを創造するために人材の育成がいかに大切かを感じさせたれた来訪でした。
 
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