異常気象が、生活を直撃するのか 豪州洪水が示すもの(1/17)

 昨年末、オーストラリア北西部クインズランド州で記録的な大雨が降り、その雨は洪水となって街や穀倉地帯に多大の被害をもたらしています。
 私は、この報に接して昨年同州ミケル議会議長の表敬を受け親しく懇談の時を持ったことから、直ちにお見舞いの電報をお出しするとともに被害の甚大さに言葉を失ってしまうほどでした。(日本の国土面積の3倍の及ぶ被害と聞けばその大きさがお
分かり頂けると思います)
 このように地球温暖化による世界的な異常気象が各地で甚大な被害を惹起し鉱物資源や穀物生産に大きな影響を与えています。
 

 わが国でも昨年末より降雪地帯を中心に大雪に見舞われており、生活に支障を来す量が降り注いでいます。私の地元大分でも寒さに加えて雪が降り、厳しい冬となっています。(それに比して東京では、昨年末より雨が降らず乾燥した天気が続いています)自然の猛威を実感させられます。
 このような需給関係に影響を及ぼす鉱物資源・穀倉供給地での被害が世界経済に様々な影響をもたらし始めており原油や銅などの資源、小麦や大豆などの穀物相場が高騰し、2008年の「原材料高」の再来が懸念されています。
 さらには、米国の大規模金融緩和で膨らんだ投機マネーが商品市場に流れ込み また中国等の新興国の旺盛な需要が加わり資源をめぐるマネーゲームが心配されるのです。  

 一方で、わが国ではリーマンショックの傷は未だ消えず国内消費は冷え込んだまま。農業等を例に挙げれば米価もさらに下が
るなど製品への価格転嫁による値上げは困難な状況です。

 世界で資源・穀物のインフレが惹起しつつあるのに消費者側はデフレ状態の中でのこの価格への転嫁を吸収できない厳しさが、企業を直撃して矛盾を生んでいるのです。右肩上がりの成長時代では、考えられない事態が今生じています。
 鉱物資源で見れば金は、24%。銀は、69%。銅は、31%。ゴムは、49%。穀物では、砂糖は20%、大豆は27%、コーヒーは48%、
とうもろこしは48%、小麦は45%と軒並み値上がり基調にあることがデーターからも証明されているのです。
 経済発展の象徴は「消費」でしたが、資源は「有限」であるこlとに思いを致し、世界が英知を結集して発展と繁栄を共有できる世界を
創造しなければなりません。

 オーストラリア国http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/australia/