東京マラソン2011」で新星ニューランナー 川内優輝(埼玉陸協)さんが誕生 (3/1)

 昨日、天候に恵まれて開催された「東京マラソン2011」。約3,6万人の市民ランナーが立春の東京を颯爽と走り抜けました。


 完走者も3万5,505人を数え、その最高齢者は男子で82歳。女子で78歳と言う。東京マラソンの歴史は、新しい。03年秋に石原慎太郎知事が構想を発表。07年に第一回大会が開催され、今回は、数えて5回目。年々その盛り上がりは増す一方だ。
 今回の優勝は、メコネン(エチオピア)選手で2時間7分45秒。2位にビウォッド(ケニア)選手が入り、3位に新星ランナー 川内優輝選手(23)が2時間8分37秒をマークして表彰台の一角を占めた。さらに日本陸連の基準タイムをクリアすると言う嬉しい結果を残してくれ、夏の世界選手権日本代表の切符まで手に入れた。
 市民マラソンは、まさに皆が応援して、ランナーの背中を皆の声援が後押しする。そこに歴史とドラマと感動が生まれる。
 様々な理由で走り始めて、このゴールテープを切るために一心不乱に努力を傾注するランナー。走ることの素晴らしさを私たちに教えてくれる。
 日本で「市民マラソン」が産声を上げるのは、1967年の「青梅マラソン」だ。世界では、1897年の「ボストンマラソン」が挙げられる。日本では、全国で1,400―1,500の市民マラソンが行われている。大きな都市では、奈良、大阪、神戸、京都、名古屋、千葉で市民マラソンが隆盛である。
 このように多くの市民マラソンは、経常経費が少なくて済み、経済効果が大きいことが開催の大きな理由に挙げられよう。「東京マラソン」では、15億円の経費を必要としますが大半はスポンサー収入で賄え、加えて経済効果は183億円と大きいのです。大阪でも124億円の経済効果を試算しています。
 今回の川内選手が嬉しいのは、大学時代に学連選抜で2度箱根路を走り、就職は埼玉県庁に。現在は、県立高校で事務職として勤務すると言う。恵まれた環境ではなく、本人も言う「日本の育成システムからのおちこぼれ」だ。何も結果を出すための方法は一つではない!ことを川内選手の言動で痛切に感じる。日本陸連に与えた衝撃のほどがわかろう。努力と汗!いつでもどこでもが練習場。環境は恵まれないが、少ない練習時間も集中して行うなど創意工夫の跡が伺われる。感動のコールテープを切る瞬間に全ての思いが集結されただろう。
 多くの人が応援した「東京マラソン2011」。これぞ「市民マラソン」の神髄を見たような気がする。
 
東京マラソン2011公式ホームページ:http://tokyo42195.org/ 
 
青梅マラソン公式ホームページ:http://www.ohme-marathon.jp/