今こそわが国に病院船が求められる(4/1)

 今般の東日本大地震では、地震その後に襲った津波により交通・通信網、医療施設等が破壊され、社会インフラが麻痺し地域住民の皆様方の平穏な生活が大変な危機に直面しています。

 

 こうした中で被災地の多くの傷病者が迅速な治療を受けられない実態が明らかになりました。その背景には、 1.病院施設も損傷を受けたこと2.損傷が軽微な病院でも対応できる病床数が絶対的に少ないこと3.医師や看護も被災者であり、また交通網の遮断等のため即時に救急活動に従事できる人数が少ない等の理由が考えられます。このような事態に迅速に対処するためには、最先端の医療設備・機器を搭載した病院船を拠点とした、海上からの医療支援が極めて有効であることはハイチなど諸外国の例を見ても明らかです。

阪神・淡路大震災の際にもその必要性が論議され、私も防衛庁長官経験者として論陣を張りましたが結論を得るに至らなかったのも事実です。

この度の大震災を受け、震災直後に医療施設で救命手当てを講じる事が出来ていたら多くの皆さんの命を救うことが出来たのではないかと考えますと今こそ病院船を保有しあらゆる事態に備えた医療サービスを提供できる体制を可及的速やかに整備する必要があると考えます。

このためにも多くに同志の皆さんの協力を得て体制を構築していきたいとの思いを強くしております。

 

  厚生労働省ホームページ:http://www.mhlw.go.jp/