「病院船建造、超党派推進議員連盟」 第3回総会を開催(5/16)

 5月12日の会合では、岡崎研究所の小谷哲男特別研究員を講師にお迎えして「海に浮かぶ大学病院」ー病院船のコンセプトーと題して、病院船の必要性や同船保有の課題を中心に40分の講演を頂きました。

 


病院船5月.JPG岡崎研究所の小谷哲男特別研究員をお迎えして第3回の会合を開催いたしました

 

 現在世界各国が保有する病院船は6隻。(米国2隻、中国1隻、ロシア3隻)米国が有するマーシー級の艦艇で排水量も69,360トンと他国を凌駕する規模であると共に活動時には、約1,200名の軍の医療関係要員が乗船します。更には医療設備を有している主な各国の軍艦船は13隻。(米国8隻、英国1隻、フランス2隻、ドイツ2隻)こちらは米国のワスプ級強襲揚陸艦であり最大600人の傷病者を収容可能です。

 いずれも04年のスマトラ沖地震や05年のハリケーンカトリーナ及びリタの医療支援活動等に従事する頼もしい存在と活動を行っています。私も4月から5月上旬に被災地に伺い医療現場で医療の実態をヒアリングしてきたものですが、石巻赤十字病院では、地域の中核拠点病院として被災直後に患者が集中し、この患者へ対応するため70チーム500人の医療スタッフが参集したことを飯沼院長先生より拝聴し陸路が閉ざされる中で海上路が求められたことや1日140機のヘリが空中で待つ状態が続いた事例などを示され、救急輸送が急務のときのマッチングや患者の搬送先が海上に位置する病院船なら非常に心強いと賛意を表明して頂きました。

 石巻日赤病院は、4月下旬で450人の病院患者を受け入れており、病院船では500床だと賄えるのではないでしょうか等の貴重なご意見の開陳を頂いたものです。
 同様に相馬市の立谷市長も海上自衛隊の「おおすみ」をこの震災で使えたらと!医師として自分自身も何度も思い考えたものだとし病院船構想に賛意を表明いただきました。
 
 これらの被災地の貴重なご意見も踏まえて今後も複数回の専門家ヒアリングを経て、この思いを「2次補正予算案」に調査費として反映させるべく詰めの議論を行って参りますし、議連の先生方の意見を集約してその思いを官邸にも伝えるべく「要請活動」も行い実現に向けた第一歩を力強く踏み出したいと考えています。
 
  
 
米国が保有するマーシー級の病院船の概要:http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E7%B4%9A%E7%97%85%E9%99%A2%E8%88%B9