米国ボルチモア港に寄港中の病院船コンフォート号を現地視察(10/21)

 私たち一行は、ウェイス艦長以下多くのスタッフに迎えられボルチモア港に寄港中のコンフォート号に入艦。



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米国の病院船「コンフォート号」を視察する衛藤 征士郎衆院副議長 「コンフォート号」のウェイス艦長の説明を受ける衛藤副議長一行。


 時間を惜しむかのように直ちに病院船コンフォート号の本船仕様、医療設備等、運用体制等についてブリーフィングを受け質疑応答を重ねました。
 米国は、排水量7万トンに及ぶ病院船を2隻保有しており、1987年に就役した2番艦「コンフォート号」を視察する機会に恵まれたものです。
 コンフォート号は、油タンカーを購入し改修したものであり、その費用は計2億5千万ドル。建造・改修ともにサンディエゴの造船所で行われています。
 同船は、災害支援、国際人道支援を主たる任務として活動し、平時においては医療機材CT等のメンテナンスの他、研修を実施し何時なんどきどのような状況下であろうと任務発令がなされれば、事前登録されているスタッフが召集され(90%は軍の医療関係者、一部リストアップされたNPO等の民間医療関係者)数日のうちに出航していち早く現場に駆けつけ高度医療に従事できるようにオペレーションがなされています。
 同船は、本船用と医療設備用に複数の発電機を有し海水から真水を作り出す設備を持ち病室に酸素の提供も可能であり血液のストックも可能です。
患者の放射能除染設備や本船の表面汚染除去システム等も備えています。ベッドは、1,000床を有し重症患者用に200床を持ちなかでも重篤な患者については、常時50人の患者の病状をモニタリングできますし米国内と同等の医療を提供できることを目的に最新鋭の医療設備を備えています。
 船内には、12の手術室や検査にはX線の他CT等もあります。このように医療設備は、標準化の措置がなされています。
 手術室は、都市の大病院と同じレベルでありこの維持管理に最も費用を要します。さらには3つの集中治療室を有しそれぞれに80人の患者の収容ができます。食堂は、一度に1200人分の食事が提供できるとのことでした。
 今回の視察を通じて、日本に求められる病院船のイメージをしっかりとこの目に焼き付け、脳裏に刻んだものです。
 コンフォート号は、04年のスマトラ沖地震に派遣され
わが国の海上自衛隊と軍事演習の一環で同艦艇と協力して行動した実績を持ちます。
 28日に政府原案が提示される第3次補正予算案には、病院船建造に向けた調査費が計上されており私のたちの思いがいままさに政府を動かし始め
たことをこの計上は物語っています。
 わが国に最先端の能力や技術を有する米国のコンフォート号のような病院船を早期に実現すべく「病院船建造推進、超党派議員連盟」の活動を行ってゆくものです。


You Tubeにて動画でご覧いただけます。

米国ボルチモア港に寄港中の病院船コンフォート号を現地視察【ブリーフィング】
米国ボルチモア港に寄港中の病院船コンフォート号艦内視察

米国ボルチモア港に寄港中の病院船コンフォート号CT施設視察

米国ボルチモア港に寄港中の病院船コンフォート号手術室視察


米国ボルチモア港に寄港中の病院船コンフォート号病室視察