【衆議院副議長公邸 正面】

【衆議院副議長公邸 正面】

皆さん、衆議院副議長公邸へようこそお越し下さいました。
この副議長公邸は、明治の元勲であり、廃藩置県を行ったことで知られる木戸孝允邸の跡地に建てられています。

 

 

衆議院副議長公邸 前庭

【前庭】

【前庭】

旧木戸邸を昭和24年に衆議院が購入し、事務総長公邸として使用していましたが、昭和57年に副議長公邸として建て直したものです。

正門を潜った先は、前庭になっています。

赤レンガが敷き詰められており、正面から見る公邸は、日本建築の伝統美を彷彿とさせるよう壁面タイルを建仁寺垣風に、また軒裏は数奇屋造りを思わせるように繊細に表現されています。

木戸孝允(1833-1877) 長州萩藩士。桂小五郎と称。吉田松陰の門人で、薩摩藩と連合して倒幕に参画。維新後は版籍奉還、廃藩置県に努力。征韓論に反対。維新政府の首脳中、最も開明的であり、立憲政体の確立、三権分立、二院制議会の創設等を唱えた。

談話室/食堂

【ロビーから見た談話室。その奥に食堂】

【ロビーから見た談話室。その奥に食堂】

玄関を入るとロビーを中心に、正面に談話室と食堂、右手に応接室と執務室が鍵の手状に配されています。

全室が中庭に面し、大きな窓は開放感を与えています。

窓の外は深い軒が上部の雑景をカットし、あたかも額縁を 通して絵画を鑑賞するような引き締まった景観を呈しています。

特に食堂から眺める中庭は素晴らしいものです。

中庭

【中庭の枯山水】

【中庭の枯山水】

廻遊式庭園の中庭にある枯山水は、旧木戸邸時代の石で復元されたものです。

都心とは思えない閑静な佇まいの中で、当時の面影を偲ぶことができます。

庭園

【満開の桜。右手は副議長執務室】

【満開の桜。右手は副議長執務室】

庭園の奥は乃木神社で、大安吉日の日には、結婚式の優雅な音曲が奥床しく聞こえてきます。

庭園には、執務室の脇に山桜があり、例年3月下旬頃に見ごろを迎えています。

このほか、4月には海棠(かいどう)や牡丹を楽しむことができます。

 

【海棠】

【海棠】

【牡丹】

【牡丹】

 

沙羅双樹

【姫沙羅】

【姫沙羅】

6月には、沙羅双樹も花をつけます。

実際には、夏椿の一回り小さい、姫沙羅(ひめしゃら)という木ですが、日本では夏椿を沙羅双樹と称することが多いようです。

沙羅双樹は、インド北部原産の高木で、日本では生育しません。

沙羅双樹

釈迦が亡くなったとき(入滅のとき)に、この木が四方を囲んで植えられていたが、入滅の際にこの木が枯れて鶴の羽根のように白くなったとの伝説から、仏教では聖木とされている。

平家物語 冒頭

祗園精舎の鐘の声
沙羅双樹の花の色
おごれる人も久しからず

諸行無常の響きあり
盛者必滅の理をあらはす
ただ春の夜の夢のごとし

なお、この建物は、昭和59年10月に建築業協会から協会賞の表彰を受けています。

この賞は、年1回、各建設会社が前年に竣工した自慢の建物を協会の選考委員が審査の上、特に優れたものを表彰するもので、建築業に携わる者にとって非常に名誉のある賞です。

当公邸は、副議長が日常的に執務する場所で、同時に、外国議会からの賓客の接待等に使用されています。

衆議院副議長公邸 所在図