私は、クマールインド下院議長の来訪を心から歓迎申し上げたものです。
クマールインド下院議長をお迎えした衛藤衆議院副議長
世界最大の民主主義国であるインドは、法の支配や言論の自由と言った普遍的価値観を共有する重要なパートナーであり日印両国間関係の強化に関しては、両国において与野党を問わず超党派での強い支持があります。
日印関係は、「戦略的グローバル・パートナーシップ」を構築し、安全保障や経済、文化等の幅広い分野で協力関係を強化しています。
両国の首脳や外相が毎年相互に相手国を訪問するなど要人往来は活発化しています。
来年は、「日印国交樹立60周年」であり両国関係の重要性や文化等について国民レベルで広く認識され、人の交流が一層深まるための機会となることを切望したものですしクマール下院議長もこの機会をしっかりと捉えたいとしたものです。
巨大な人口(世界第2位12億1,000万人)と市場を背景に急速な経済発展を続けるインド。年8%の経済成長により巨大な中間所得層も形成されています。
GDPも約1億5,379億ドルとなり、ロシア・カナダ・スペインと同水準までになっておりこれは世界第10位に相当するものですし人口は、2025年には中国を抜き世界一の約14億6,000万人に達すると見られています。
インドでは、日本は最も人気のある国の一つであり、世論調査(09年2月)でも日印関係が良好とする回答が76%を数えますし日本は、米国、ロシアに次いで重要なパートナーと位置づけられおり、経済協力においても8割の人がインドに役立っているとし企業進出は94%が歓迎するとの好評価を得ているものです。
このようにインドに対する経済協力を始めとするわが国の国際貢献やビジネス分野における高い評価が示されたことに私たちも来年の国交樹立60周年への弾みとなり意を強くしているところです。
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